■開催日:2010年11月20日~22日
■行き先:福島県田村市都路町 ふくしま中央森林組合
■参加者:役員11名
隔年で開催しています役員視察研修でありますが、2010年度は前年度に実施した労福協アンケートでニーズが高かった社会貢献活動を今後会員の皆さんに広めていく為の役員研修と位置付け「体験型ボランティア活動」に参加をしました。
NPO緑化ネットワークの協力を経て、福島県田村市都路町のふくしま中央森林組合で2泊3日の森林ボランティアに参加しました。
1日目はふくしま中央森林組合の吉田所長より森林事業の現状について説明を受けました。国有林と私有林、天然林と人口林の違いや森林事業における公益性と経済性の両立には長期的な視点が必要であることなど、多岐に渡るお話があり、参加役員からは多くの質問や意見が出ました。
2日目は田村市都町において針葉樹林間伐体験と里山見学を行いました。まずはチェンソー使用体験、参加役員が二手に分れて針葉樹林の間伐を行いました。森の中、斜面での作業は想像以上に過酷であることを経験できました。竹炭工房見学では、単なる炭だけではなく工芸品、竹パウダーなどの生活と環境を真剣に考え、研究していることに参加者全員驚きました。
3日目はふくしま中央森林組合の渡邊組合長が所有する「響きの森」を見学しました。全域20ha、7割は地方特有の雑木材で県内随一の植物の宝庫であり、室町から戦国時代の山城や土塁、木々の間からの眺望、セラピーロード、ツリーハウスなど魅力が満載の里山に感動をしました。
3日間の研修で参加者ひとり一人が環境と生活についてもっと身近な問題として捉える必要性を感じました。今後この貴重な体験を様々な場面で労福協会員に紹介していきたいと考えます。
<視察研修の参加者報告はPDFダウンロードへ>