活動&報告

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労福協竹林整備活動

富士宮地区労福協として初の取組みとなる「竹林整備活動」を、NPOホールアース研究所の協力により2022年11月19日(土)に実施し、労福協役員を中心に17名が参加しました。今回整備活動をさせていただく場所は、ホールアース自然学校(富士宮市下柚野)近隣の芝川に沿った山裾です。

森づくり活動を通じて、人工林の間伐作業にはおよそ10年の経験がある労福協ですが、竹林整備は参加者全員初めての経験。まずは指導いただくホールアースの担当者より、竹林整備の意義や整備活動をする上での注意点などの説明をしっかり受けます。竹林は成長が早く、所有されている方の手だけでは整備が追い付かずに、どんどん広がってしまいます。竹は地面浅くまでしか根を張らないことから、豪雨時などには表層の土砂ごと流れ落ちてしまう可能性があり、放置しておくと家や道路を押し流したり、河川に流れ込んでせき止めたりと大きな災害につながる恐れがあります。加えて放置竹林は猪や鹿、猿などの住処や餌場ともなり、里山に深刻な獣害をもたらすため、竹林を整備していくことは、社会的にも私たちの生活の安全を守る意味でも非常に重要な活動といえます。

活動開始前には、危険予測と気持ち合わせのためのミーティングをしっかりし、準備体操をした上で3班にわかれます。特に伐り倒した竹が坂道を滑り落ちる、通称「竹ミサイル」には十分注意しなければなりません。森づくり活動は間伐(木の成長を助けるために木を間引く)ですが、竹林整備は皆伐(すべて伐り倒す)ですので、目についた竹からさっそく伐採開始。手順通りに進めれば、素早く1本を伐ることができます。竹は腰高の高さに伐ることで、竹林が広がることも防止できるそうで、伐りやすい高さで作業を進めらることもあって、各班ともハイペースで伐採を進めていきました。

「伐っては枝を落として運ぶ」の繰り返しで1時間強の伐採作業をしましたが、伐り倒すにしたがってうっそうとした竹林に青空が覗くと、爽快感・やりがいも強くなり、最後は名残惜しく作業を終了しました。全員怪我無く終えることができたのも、サポートをいただいたホールアースの皆さんの丁寧なご指導によるものです。ありがとうございました。

富士宮市内には未整備の竹林も多くあり、一部は大変危険な状態になっています。私たちの活動が、安心・安全な生活に繋がることを願いながら、森づくりと共に本活動も続けていきたいと考えています。