2022年11月12日(土)に富士ロゼシアターにて、富士宮地域労福協主催の「教育・進学知っ得セミナー」を開催し、18名の方に参加いただきました。
講師には、常葉大学静岡基礎教育センター課長の山本六三氏をお招きし、「あの頃とは変わった イマドキの大学事情」と題し、最近の大学生の特徴や考え方、大学選びのポイント、今後の入試の変化などについて情報提供をいただきました。山本講師は静岡県立大学でも総務や入試を担当されていたこともあり、学生との交流を通じながら学生の変化を実感されており、また大学生の娘さんを持つ父親としての立場もあわせ、経験をもとにした様々な角度からのアドバイスをいただけました。
例えば、イマドキの大学生用語「ガクチカ」や「オヤカク」ってご存じでしょうか?コロナ禍で学生生活の多くが制限される中、就職活動に際し「ガクチカ」=「学生時代に力を入れたこと」がアピールできないなどの話や、就職内定が決まると次には「オヤカク」=「親に確認」がされ、会社側が内定の辞退を防止する話など、学生が実際に体験している話などがありました。
また、大学入学共通テストの見直しなど具体的な大学入試内容や、面接試験では「コミュニケーション能力」に比重が置かれるなど、大学入試の変化などについても情報提供いただき、学部選びについてもかつてのように「法学部」や「工学部」といった分かりやすい名称から横文字を使ったイマドキのネーミングが採用されているため、ホームページなどを参考に大学のポリシーを確認する必要性などのポイントを説明いただき、参加者もメモを取りながら真剣にお話に聞き入っていらっしゃいました。
後段では、静岡県労働金庫富士ローンセンターの森下係長より、森下家の進学事情を通じ、教育資金の準備の重要性と、富士・富士宮市と〈ろうきん〉とのお得な自治体提携融資の紹介がされました。大学や専門学校への進学とお金の問題は切り離せませんが、「奨学金」の多くは借入方式であり、よくわからないまま子供が奨学金を利用してしまうと、社会に出た瞬間から高額な負債を抱えてしまうことになるため、親子間で進学費用のことについてもしっかりお話をし、準備をしておくことが大切です。
富士地域労福協では、今後も皆さんのお役に立てるセミナーの開催を企画して参りますので、ぜひご参加ください。お待ちしています!