第12回森づくり活動を2022年5月28日(土)に実施し、労福協役員を中心に21名が参加しました。前日は未明から大雨となり開催が危ぶまれましたが、昼過ぎには晴れ間が見えはじめ、活動当日は季節外れの真夏日となりました。
今回も、はじめて参加するメンバーが多く、また女性にも2名参加いただきました。協力団体であるホールアースからは3名の指導員を派遣いただき、怪我や事故を防止するために、絶えずご指導をいただきながら間伐作業を進めていきます。
活動開始前には、危険予測と気持ち合わせのためのミーティングをしっかりし、準備体操をした上で3班にわかれ森に入ります。
これまでの活動で平らな場所の間伐作業は相当進んでいますので、作業場所も徐々に森の奥、傾斜の急な場所になってきました。生育状態の悪い木を選んだら、まずは手順を全員で確認。上、足元、周囲、伐倒方向などの安全を順に指差し点検した上で、木を倒す方向に受け口を三角に伐り出すことから作業を開始します。森の奥ではまだまだ木がひしめき合っているため、伐倒方向を間違えてしまうとうまく伐り倒すことができません。細心の注意を払いながら、手持ちのノコギリで人力で作業を進めます。1本2本と伐り進めるうちにチームワークも良くなりましたが、木を倒す際にはロープで力一杯引っ張ったり、倒した木を運ぶのも人力ですので、傾斜した森の中では一苦労。半日しっかり汗をかいたみなさん、くれぐれも筋肉痛にお気を付けください。
今回の間伐作業も怪我無く終えることができました。サポートいただいたホールアースの皆さん、毎回丁寧なご指導をいただき、ありがとうございます。森づくり活動も12回目を数えたことで、燦燦と光が降り注ぎ下草の茂る場所も増えてきました。自分たちの手で森づくりを進めている実感と、森林と木漏れ日による爽快感は貴重な経験となりますので、初めてという方もぜひ次の機会にはご参加ください。
最後に記念撮影です。私たちが森づくりを進める場所は、田貫湖畔から小田貫湿原(長者ヶ岳)へとつながる山道沿いで、入口にある「ろうきん森の学校」の看板が目印になっています。
何十年もかかって成長した木を伐採することは、よりよい木を育てる為、森の再生に向けて大切な作業です。日の光が十分に差し込み、下草の茂る明るい森になることを願い、最後に全員で集合写真を・・ 「はい、ポーズ!」