2018年7月28日に富士宮市保健センターにて、静岡県労働者福祉基金協会・ライフサポートセンターしずおか事業部主催のセミナー「叱らなくても子どもは伸びる」を後援し開催しました。今回は78名の方が参加されました。
講師は、教育評論家の親野智可等(おやのちから)さんをお招きしました。親野さんは23年間教師を務め、教師としての経験と知識を少しでも子育てに役立ててもらいたいと、メールマガジン「親力で決まる子供の将来」を発行され、子育て中の親や教師の圧倒的な支持を得て、メルマガ大賞の教育・研究部門で5年連続1位に輝いた大人気の先生です。子育て中のお父さん・お母さんが多くご参加いただきました。
子育てのコツは子どもの「ありのままを見る」ことだそうです。親の欲・妄想は捨て(諦め)、今直さなくても時間が解決してくれるので、大人のスイッチが入る時を待つのが良いというお話でした。子どもは「~をしてはいけない」という否定の言葉を言われ続けることで、自分に自信が持てなくなり「どうせ私なんか・・」と壁を乗り越えられない子に育ってしまうそうです。
一番大切な人(親)から愛情が実感できなくなり、不安を解消する為、危険行動や反社会的行動を起こし、心配をさせて愛情確認をするという、ねじれた親子関係に発展してしまう可能性についてもお話いただきました。
脳には男の子脳と女の子脳があること、子どもを叱るのではなく方法の工夫と言葉の工夫で乗り越えられること等興味深いお話ばかりで、あっという間に時間が過ぎていきました。
参加者の皆さんもメモを取りながら真剣にお話に聞き入っていらっしゃいました。
最後に講師の方から、子どもの好きなフィールドを見つけ能力を伸ばしてあげてほしいというアドバイスがありました。本人にやる気のない親の押しつけはNGだそうです。
ご興味のある方は「親力」のキーワードで先生のHPを検索してみてください。
富士宮地区労福協では、今後も皆さんのお役に立てるセミナーの開催を心掛けていきたいと思います。