活動&報告

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労福協役員視察研修 

2017年12月3日・4日の2日間、2年に1度の恒例行事になります労福協役員視察研修を実施しました。昨年実施ができなかった為、今回は3年ぶりの開催となりました。社会貢献活動のヒントを得る為に、三重県の四日市公害と環境未来館と中部電力川越火力発電所を視察しました。途中名古屋でトヨタ産業技術記念館の見学も行いました。

参加者は小林会長以下、総勢9名でバスで名古屋経由三重県四日市市へ向かいました。


富士宮から約3時間30分かけて、まずはトヨタ産業技術記念館を見学しました。自動織機の技術から国産の自動車製造への移り変わりを目で見て体験することができ、改めて日本の技術力のすごさを体感できました。

次に向かったのは、四日市公害と環境未来館です。この会館は実際に被害のあった地区からは離れた場所に位置しています。その理由も含め、コンビナートに勤務していた「山本勝治」さんが当時の様子を映像と共に、語り部として1時間ほどお話いただきました。加害者側である会社の内部事情や被害状況など、小学校の教科書では教えて貰えなかった事実を後世に残すため、この環境未来館で多くの方に知って貰いたいとのことでした。参加者の皆さんからも多くの質問がされ、当時を思い出しながら丁寧に解説いただきました。産業の発展と環境保全の両立のきっかけをつくり、日本の公害問題の解決への道を開いた、行政と一体となった取組はとても参考となりました。

翌日は中部電力川越火力発電所の視察を行いました。まずは会議室で業務課の藤森様より発電所の概要や火力発電のしくみについて、スライドを用いてわかりやすく説明いただきました。皆さんからもたくさんの具体的な質問が飛び交い、中部電力の方も感心されていました。

基礎知識を習得したところで会議室を飛び出し、工場の中を見学させていただきました。実際に機械操作をしている部屋や大きな音をたてて動いているタービン発電機等を見ることができました。また、タービン内の断面等も展示されており、しくみについて詳しく知ることができました。

工場内を一回りした後は、バスに乗り込み発電所の敷地内を見学しました。貯蔵燃料タンクや大きな煙突、世界最大級のLNG船の受入れ可能な桟橋やタンクローリー等様々な施設を分かりやすい解説付きで見学することができました。全体を通して危機管理が徹底されており24時間体制で私たちの暮らしを支えてもらっていることを改めて実感しました。

2日間の視察研修を終え、普段見ることのできない場所や貴重なお話を聞くことができ大変勉強になりました。富士宮地区労福協の今後の活動に活かしていけるよう情報を還元していきます。

ご参加いただきました役員の皆様、ご協力いただきました施設関係者の方々、大変お世話になりました。

参加者の方の感想と写真はPDFでアップしていますので是非ご覧ください。