続いて、バスに乗り、美濃市片知にある「新田の森」を探索に行きました。ここでは山の駅ふくべの藤井さんに先導いただきました。全国90%のシェア持つ岐阜県の和傘。その和傘の骨組みに活用しているエゴノキがこの森に群落として育っています。近年、エゴノキは鹿による食害が多く、アカデミーの柳沢先生が和傘職人や生徒達と共に、調査活動をしているところでした。
また、そもそものエゴノキ伐採をする地元市民や和傘の職人も数える程の人しか残っておらず、岐阜県の伝統工芸を守っていく為の多くの悩みを聞くことができました。
山の駅ふくべは、地域の森林が過去の分収契約によって、国から片知地域に返還されたことを契機に、森林と地域を繋げる活動を行っている団体です。具体的には間伐してマキや炭の販売、キノコ菌打ち等、様々なイベントで地元の活性化に努めています。山の駅ふくべの藤井さんもなんとアカデミーの卒業生でした。