2013年11月26日に富士ロゼシアターにて富士地域労福協「福祉とくらしのセミナー」を開催しました。今回はアルピニストの野口健氏を招いて講演をいただきました。
地元富士宮では今年一番の話題は富士山の世界文化遺産登録が決定したことであり、富士山の清掃活動を行っている野口健さんはまさに旬な講師でした。
エベレスト登山で知った日本人登山者による大量のゴミ投棄に対して、我慢ならなくて清掃活動を始めたことや富士山は左右対称で世界一形がよく美しい山であるが不法投棄が絶えない悲しい事実があること等、「富士山から日本を変える」をテーマにゴミ問題を解決していく為の活動や富士山登山における社会的問題についても、熱く語っていただきました。
年間30万人が登山する富士山。1人がひとつゴミを拾えば、30万個きれいになり、捨てればその逆。今回の富士山世界文化遺産登録はあくまで条件付きの認定に過ぎず、これから地域が中心となって条件クリアーしていく努力が必要となります。
難しく環境問題を捉えるのではなく、ゴミのない富士山を目指して一心に取り組む野口さんの姿勢に感銘を受けました。このような小さな活動が社会を作ることであり、夢を感じるとの話もありました。
私達、労福協も地域の働く仲間のコミュニティーであり、地元富士山を守っていくことには是非協力していきたいと思います。
富士、富士宮地区労福協で互いに協力して富士山清掃活動を検討していかなくてはならないと感じました。
労福協も新たな社会貢献活動のヒントをいただきました。野口健さん、講演ありがとうございました。
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